タイで博士号を取得したリサーチ・アドミニストレーターのブログ

タイで博士号を取得したリサーチ・アドミニストレーターのブログです。これから、学術研究、教育、科学技術で国際連携などの道に進んでみたいなと志す大学・大学院生へ、自分らしい博士人材キャリアの”創り方”のヒントになるネタをお届けします。

【タイで博士号No.4_3】桃からうまれた桃〇〇~昔話にならないように(余談)

チャオプラヤ川から流れてきた桃から生れた...

昔昔あるところに、おじいさんとおばあさんがおりました。おじいさんが山へ芝刈りに。おばあさんが”チャオプラヤ川”へ洗濯へ行きました。すると、チャオプラヤ川の上流から大きな桃がトンブリ~、トンブリ~と。おばあさんが桃を取り上げると、中から大きな男の子が・・・。本名も”太郎”なだけに、ほんまに昔話として語られてしまわないかと、若干危惧するところです(WW)。なかなか、タイで博士留学しようと思う人が現れないな~。

 

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科学技術・学術政策研究所(NISTEP)が公表している下記の記事の報告書によれば、博士課程へ進学するまでの、大学間移動状況が報告されていて、学部から博士まで同じ大学で一貫進学している人が47.2%。一方で、学部→修士→博士で全部違うところへ行っている人が5.6%とのこと。18歳ぐらいで決めた進学先から出ないのはよっぽど居心地がよいのでしょうか。私なんかは、後者の5.6%の部類に入るのですが、国内であまり動こうとしない人が多いなかで、タイ博士留学(自然科学系)っていうのを進めて、動いてもらうかっていうのはチャレンジングですね、と改めて思います。

www.nistep.go.jp

 

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(引用元:「博士人材追跡調査」第2次報告書[NISTEP REPORT No.174]

 

 

 

habumon.hatenablog.com

 

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日記調に少し、近況

今回のASEAN拠点駐在では旧知のお仲間と偶然の再開も含めて新たに親交を深めることができて非常に嬉しい。昨日は、つい最近に ASEAN Center for Energy (ACE)のExecutive Directorに就任されたNukiさんとお互いの母校である JGSEE を訪問しました。Nukiさんの指導教官のShabbier先生とのツーショットがなんとも言えない微笑ましさを感じます。(私のキャラと顔の薄さが目立ちますが、それは仕方あるまい)

 

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前後しますが、ASEAN University Network (AUN)の Executive DirectorのCholtis先生にもご挨拶。2006年に京大21COEとJGSEEの命を受けて、Nukiさんと先々代のPiniti先生にアジアでエネルギー・環境分野で協力ネットワーク創りの相談に行ったが懐かしい。

 

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そのあと、SEE Forumというのが発足しましたが、そこでも高齢化問題?があったので、当時30代前後の若手研究者でSEE Forum Young Researcherと名乗って、一緒にSATREPSの若手FSプロジェクトに採択されて「アジアにおける再生可能エネルギーポテンシャル調査」を実施。採択10課題で他は2カ国間でしたが我々だけ7か国参加の多国間協力で異色を放っていました。

 

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www.jst.go.jp

 

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そんなメンバーもいよいよ?Youngとは堂々と言えないお年頃になってまいりましたが、YoungのうちにResearch Collaborationを通じて培った親交は、壮年時のお仕事にとってかけがえのない礎になりますね。個人的にはJGSEEへ留学で相当な恩恵を受けていると思うのですが、これを次世代の日本人の若者へ伝えていくのが真剣な課題です。
 

このままだと、昔昔あるところにチャオプラヤ川から流れてきた桃がありましたとさ・・桃から生まれた〇〇!と昔話となるような危機感があります。長期的にはいいんですが、せめて爺さんになる前に一人ぐらいは会ってみたいものです。誰か良いアイディアがあったら教えてください。よろしくお願いします!